バイスティックの「非審判的態度」は対人援助の現場を救う気がしてます。

福祉を学んだことのある人で
知らない人はいないでしょう。

バイスティックの7原則。

もしかしたら、福祉以外でも
人を支援する仕事に就く人なら知ってて損はないでしょう。

この原則。

バイスティックの7原則

この原則はアメリカの社会福祉学者のバイスティックさんが定義した相談援助技術の基本と言われてます。

  1. 個別化
  2. 意図的な感情表現
  3. 統制された情緒関与
  4. 受容
  5. 非審判的態度
  6. 自己決定
  7. 秘密保持

この7つをしっかり頭に入れて
仕事をすると
支援者が利用者に対してどう関われば良いか?
迷ったときの大きな大きなヒントをくれます。

ムラコシ的に分別すると

大体意味は、その名の通りで
わかりやすいやつ

1個別化
4受容
6自己決定
7秘密保持

この4つは大体、イメージできる感じ。

ちょっとどういう意味?
って感じなのが

2意図的な感情表現
3統制された情緒関与
5非審判的態度

この三つです。(あ、あくまでもムラコシ個人の感想です。w)

とりあえず、今回は非審判的態度はなかなか深いな~と感じてるので、書きます。

非審判的態度とは

ま、わかりにくいと言ってますけど
審判をしないってことだから

野球でいうと
アウトもセーフも言わないってことですね。

いや、野球でいうと試合にならないってオチになりますね。
例えが微妙でしたね。w

アウト・セーフでなくても

良いこと・悪いことなどを
支援者ってジャッジ(審判)したくなりがちですよね。

それをしないってことです。

ジャッジしたくなる~!対人援助の現場で悩むこんなシーン

具体的に!

例えば福祉の現場では
ときに
「死にたい」
「傷つけたい」など

アウトかセーフなら絶対アウト!!
みたいな場面があります。

ここまで、極端でなくても
「甘い物ばかり食べていたい」
「運動なんか絶対したくない」
「ずっと寝ていたい」など

善か悪なら、まあ悪だろ~って、感じる場面ってあります。

そんなとき支援者を悩ませる福祉の考え方「意思の尊重」

本人の意思の尊重

これが大事です!
これも福祉の現場でよく聞く話です。
その通りです。

意思の尊重!
そう考えると、これもありなの?

いや、甘いものばっかり食べてるから
糖尿病になってしまってて
尊重してたら、死んじゃうよ。
やっぱりダメ!って言わないと!

こんな場面は絶対ありますよね。

そんなときでも
だめ!って言っちゃだめなんですか!
バイスティック先生!!!!涙

・・・高校生の頃、初めて聞いた私はそんな風に思ったんです。

しかし、ときを経てそれを意識して
支援をしてると、なんか自己決定がスムーズに行く感覚があったんです。

利用者の自己決定ができたときの
私(支援者)の嬉しさがありました。

非審判的態度の使い方

実際、現場でどう活かすのか

その考え方はこうです。

例えば、さっきの一例でいうと
「甘い物ばかり食べていたい」

っと言う、糖尿病の利用者さんがいたとします。

その対応に非審判的態度を活かすと

とりあえず、別の原則ではありますが
まずは受容します。

そして、非審判的態度
つまり、善悪をジャッジするのではなく

このままの生活を続けたときの変化を
本人にわかるように伝えるのです。

「甘いものを食べ続けるのは、幸せですよね。」

「ただ、食べ続けると徐々に状態が悪化する可能性があります。」

「あなたの担当医は、こんなことを言ってます。」

これを本人にわかる伝え方で伝えます。
そして、本人に決めてもらうのです。
あたりまえのことですが、超重要です。

支援者が原則にもある
自己決定を誘導したり、邪魔したりしちゃだめです。

非審判的態度で
しっかり自己決定をしてもらうんです。

そんな、理想論言ってもね~
そんな声が聞こえて来そうです。

支援者と利用者の妙な関係性

たしかに、理想論ですが
この考えを持って救われるのは
利用者はもちろん、実は支援者です

行き詰まり正義感でまじめに突き進む支援者は
利用者に対して、必要以上にのめり込み
妙な依存関係になり
最終的に、本人ではなく支援者が自己決定の権限を持っている!?みたいなケースになりかねません。利用者・支援者、どちらにとっても良くない状況です。

支援者のあるべき立場

支援者は
利用者(本人)が物事を決める手伝いを全力でする立場であり
決定権は絶対利用者(本人)です。

やることをやりきって
それでも利用者が、支援者や世間一般のマジョリティが思う理想像から外れても
私はそれでいいと思います。

もちろん、一番はじめに述べた
「死にたい」などの危機的な状況ではそうでないこともあります。

ただ、多くのケースは
やることやりきって、その中で
利用者が選ぶ道を行けば良いと思います。

さっきから何度も言ってます
やることをやりきって

これが重要です。

できること全部やったら、少しは報われるよ。きっと

そんなの理想論だろ~、って私も思ってました。

でも、やることをやりきってないんです。多くの場合は。

要するに
さっきの一例で言う

「甘いものばっかり食べたい」
っていう思いの人に

しっかり伝わる方法

想像できる表現

色んなパターンで伝えたら、
伝わる可能性は少しづつ増えます。

もちろん、すぐに伝わらない・理解できないこともあります。

そりゃ、見ず知らずの人に
生活指導されて、すぐ聞く人は
まず、そんな状況にならないですよね。

まず大事なことは、
信頼関係コツコツ作ることです。

信頼関係作って
やることやったら
もう、そんなに悩まなくて良いと思います。

さいごにまとめ

ときに
「こうした方が絶対良い」
「そんなやりかた絶対だめ」
っと、つい言いたくなる対人援助をする
すべての人へ。

非審判的態度を使いこなせると
最終的に
その支援を提供された側の
人生は豊かになる気がします。

やることやったから
伝わらないけど
しゃーないわ!って投げやりになるのも違います。

ここのニュアンス難しいんですけど
とりあえず、かなり頑張ってるのに悩んでる支援者へ。(こんな凡人が上から発言、恐縮です)

信頼関係作って
やることやったら
もう、そんなに悩まなくて良いと思います。(2回目。)

支援者は
本人の自己決定を全力でお手伝いする立場であります。

バイスティックの7原則で
もっともっと勉強して頑張ります!!!!

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