先日、東京にありますベルサール新宿グランドで行われた
就労支援フォーラムNIPPON2019!
障害者の就労支援に関わる人なら絶対行くべきなフォーラムです。
これに行ってきました!
私は5年前くらいに一度、参加して
そのときはちょうど代表の竹村さんの高知での実践を聞きに行かせて頂いたこともあって、「もうあとはやるだけ」と思って、ここ5年ほど実践を行い
また、久しぶりにこのフォーラムに参加しました。
相変わらず、竹村さんのトークは刺激的で現場でうずいている実践者の一歩を踏み出せるような雰囲気を持っておられました。
そして、私はまさしく
やるしかない!と思い、実践している一人です。
講演会も視察も見にいくだけじゃ、金と時間の無駄です。
アクションアクションです!

6年前、私の宝物である写真です!最強に貴重な時間でした。
Contents
農福連携のセッションにて
2日目に行われた分科会では
「本物の農福連携とは」
というセッションに参加した。
ここでは、大きく二つの実践があったように思います。
農家になる
一つは、農家になるという選択です。
福祉事業所が軽はずみに何となく始める農業はほとんどが失敗しています。
実際に農家になるという意思を持って、かなり広い土地で多くの農作物を作り、販路を確保する。これはなかなか厳しいチャレンジです。
もちろん、挑戦としてはかなりデカい感じはしますが
成功すればかなり有意義です。
成功率を高める方法は、一つです。
本気で儲かる農家を目指すことです。
登壇者の方がお示し下さったデータでもありましたが、農家は材料費や機械などに様々なコストを要しています。
農家が減っている大きな理由として、儲からないし、重労働。という点があると感じています。
ただ、儲かっている農家もあるし
人海戦術をしっかりしている農家もあります。
私の実家もチャッカリ農家ですが、日々「儲けなければ先はない」と家族ミーティングしています。兼業農家が、数年前から父が専業になり、意外と頑張っていて、予想外に上手くいってきているので、妙に焦る私です。w
そんな話は置いておいて。
福祉事業所のノリで一気に農家になるのは
リスクがでかいと感じます。
もちろん、職員の実家がバリバリの農家であるとか
いわゆる就労支援の神様みたいな職員がいたら別ですが。。。
ただ、挑戦する価値があると思った点としては、
国としても耕作放棄地の問題や食糧自給率の問題に関してはかなり深刻にとらえているため、農業する人のための補助金や助成金はかなりあるようです。
そこは、メリットのように感じました。
援農スタイル
そうした中で、多くの福祉事業所に可能性があると感じているのが
私達が実践している援農スタイル。
つまりは、農家さんのところに手伝いに行って賃金をもらうという形。
コストがゼロで始められるのでとてもリターンが多いと言えます。
人手不足の農家さんには嬉しく
工賃アップや事業所の仕事の拡大を図りたい福祉事業所としても嬉しい
うまくいけばwinwinの形が築ける最高のスタイルかと思います。
課題となっているのは「農家とのコミュニケーション」
中でも、一番は単価交渉だと思います。
この課題に関しては、やはり全国的な課題となっていることが確信できました。
その件に関しては、すでにこちらのブログで書いてました。
→障害者の就労支援事業所と農家における農福連携を〝確実に最高にする方法〟はこれだよ、絶対。
福祉側のもつ偏見。むしろ、やるべきこと。
参加者の方の中にも、単価交渉が上手くいかない。という悩みを持った方がいました。
正直、私が関わってる農家さんは神なんで
そうした「言いづらさ」「やりにくさ」を一切感じたことがありません。
もしかすると世間の福祉事業者は
農家は障害者施設だから安くできるのではないか?と思ってる人達ばかりだ。
なんて思ってるとしたら、それは誤解であり超偏見です。
もちろん、そういう方もいるでしょう。
もう、答え出てますよね。
分かってくれる農家さんを本気で1件探せってことです。
もし、私と同じアクションを起こすなら、福祉事業所をやめて、その一件の農家さんのところにアルバイトに行かせてもらって下さい。
そこまでしなくても
その1件の農家さんとしっかりコミュニケーションをとって
信頼関係を作って、しっかり実践していけば、
その農家さんがもう1件紹介してくれます。
偉そうなこと言いますが
世の中って、どうやらそういうもんです。
より多くの福祉事業所で実践できる援農を広めたい
私が現在お付き合いさせて頂いている農家さんは間違いなく神です。
ただ、その関係制はコツコツ積み重ねていくものであって、
一気にできるものではありません。
もちろん、気を抜けばその関係性も続かない可能性もあると思います。
就労継続支援B型事業所として、職員・利用者が「農家さんの戦力になる」という思いをしっかり持って、今後も目の前の作業をしっかりとこなしていくことで、
農家さんも福祉事業所もハッピーな取り組みとなれば最高です。
就労継続支援B型事業所も
飲食や農業など、市場で戦う本気の事業所が少しづつ増えてきています。
正直、設備投資と機械化こそ
じつは工賃をがっつり上げる方法だという思いもあります。
ただ、それは経営者の覚悟とセンスが全てを握っています。
一方でこの援農スタイルは、月の工賃が10万円になることは難しいですが
3万~5万円にするには効果があると思っています。
今後も実践をしながら、全国の事例から学びながら就労支援を考えていきたいです。
SNSでも発信していきます~
農福連携レポート‼️日高川町・瀧本農園さまにて。温州みかんの摘果作業をさせて頂きました‼️目印とスタッフの皆さまの温かいご指導のおかげで、みんな頑張る事が出来ましたー(^^)#農福#農福連携プロジェクト #和歌山#日高川町 #農業#就労支援b型 #就労支援#温州みかん#muraokoshi
村越の村おこしさんの投稿 2019年7月24日水曜日
今週は、就労継続支援B型事業所 ゆうさんにお手伝いいただきまして、草抜きを手伝って頂きました!(日程を延ばしまくったおかげで、草伸びまくりでした……反省です……🙇♂️)おかげさまで、草抜きも終わりまして、助かりまくりでした…お手伝い感謝です🙇♂️🙇♂️🙇♂️村越さん!ご紹介ありがとうございましたーーー!!今後とも、よろしくお願いします!🔥産官学民農福連携で、今年はやってきます!!!
井上 慶祥さんの投稿 2019年1月10日木曜日